そりゃおっさんのアクションよりは女の子のほうが<おい

 週末と言えば映画鑑賞、本日で今年23本目!

 当初は本日初日のジャッキー・チェン最新作『香港国際警察 NEW POLICE STORY』を観に行くつもりでした。アクション映画としては先日の『ボーン・スプレマシー』が未だ印象的ですが、非現実的、外連味たっぷりなカンフーものには依然飢えていたので待望の一本だったのです――が、劇場が、有楽町スバル座。先日訪れたことでだいぶ抵抗は低くなったのですが、それでも出来ればあの座り心地の良くない座席は避けたいことに変わりはなく、ましてこのあいだ行ったばかりなので余計にその想いは強い。で、きのう前売り券を買いに行ったときに対抗馬として別のチケットも購入しておいたのですが、調べてみるとそちらは初回上映後に主演女優の舞台挨拶アリ、しかも朝方、劇場に電話で問い合わせてみると、それほど混雑はしない気配。本日は夜にも電車で出かける予定があったので、朝も電車というのは――という抵抗もあったのですが、けっきょく「あの椅子に週二回も座るのはちょっと厭」というのが勝って、ジャッキーは後回しにしました。ごめんね。

 向かったのは有楽町とは山手線のほぼ反対側、恵比寿はガーデンシネマ。開映の一時間前ぐらいに到着してちょうど受付開始、ここは整理番号制なのですが、この条件で押された番号は48番でした。……初日、舞台挨拶ありにしてはちょっと少なめか? まあ、インドネシア映画というあまり馴染みのない種類で配給会社も小さいところのようなので致し方ないところかも。近くのマクドナルドで時間を潰したあと入場しましたが、完璧には埋まってませんでした。

 作品は、インドネシア語で“愛”を意味する“チンタ”という少女を主人公とした純粋すぎる青春映画ビューティフル・デイズ』(EDEN・配給)。お出かけもあるので詳しい感想は明日以降こっちに掲載するとして、簡単に書いておくと――ほんとにもう、まっすぐすぎるくらいまっすぐな青春映画。日本の古い少女漫画に、ちょっと現代風の味付けと、ところどころ地味だけどツボを押さえた台詞や演出を鏤めた感じです。プロットはまるっきりベタですが、細部に気配りが見えるのでさほど古臭さも感じさせず、爽やかな余韻が残る。ハリウッド流のねっとりとしたものや、日本や韓国のやたらと感動に走るような恋愛映画に違和感のあった人にはいいのではないでしょか。

チンタ 終了後、主演女優ディアン・サストロワルドヨが登場して舞台挨拶。当然ながら通訳を介しての挨拶でしたが、珍しいインドネシア作品だからなのか、どうやらあちらの言葉を勉強しているらしい人達がけっこう来ていたようで、彼女の話の途中でちゃんと反応している人がいて、最後に設けられた質問コーナーで手を挙げた人ふたりもインドネシア語で質問していたのでした。短い時間ながら司会の質問に一所懸命応えてくださって(お陰で通訳の方も大変そうでした)けっこうヴォリュームのある挨拶でしたが、いちばん印象的だったのは、彼氏がむかし日本に滞在していたことのある方だそうで、今回の来日にも同行してもらいたかったのだけど多忙故実現せず、その代わりに電話は沢山しているのだとか。昨晩は初めて観た雪に興奮して電話したのだそうです――さもありなん。

 こういう舞台挨拶はあんまり撮影を認めないものなのですが、今回は特に制約なしだったので、ちょうど充電してあったデジカメで撮ってきました――が、やっぱりズームがないと辛い。前に座っていた方の後頭部に照準が合ってしまって、ボケたものばっかりになってしまいました。いちばん出来のいいのを画像処理してこの程度。

 終了後、恵比寿駅構内で讃岐うどんを食してから帰宅。このあとまた出かけます〜。

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