本日のお買い物

1. 木原浩勝＆中山市朗『新耳袋 現代百物語　第十夜』(Media Factory)　[bk1／amazon]
2. 北村薫『夜の蝉　[日本推理作家協会賞受賞作全集65]』　[bk1／amazon]
3. 徳岡孝夫『横浜・山手の出来事　[　同　66]』(2と3、双葉文庫／双葉社)　[bk1／amazon]
4. 法月綸太郎『法月綸太郎の功績』(講談社文庫／講談社)　[bk1／amazon]

　上の項を書いた時点ではほんとーに今日はもう買い物もなし、のつもりだったのですが、mixiの新耳袋コミュに立っていた新しいスレッドを覗いて慌てて近所の書店に赴き、たった一冊だけ棚に挿してあった1を購入。真っ白な装幀ともの凄い構成に万感の思いが窺われる最新にしてシリーズ完結巻です。まあ、御本人も仰言っているとおり、これで怪異蒐集を止めるはずもなく、今後も別のかたちにて発表を続けていくのでしょうが、それでも感慨深いものです。さあとっとと読むぞ。

　ついでに買ってきた2以下は期せずして日本推理作家協会賞縛り。2は春桜亭円紫と“私”コンビによる第二作品集。当然親本に創元推理文庫版も所持してますが、このシリーズが東京創元社以外から刊行されるのは相当に珍しいことだと思うので、確保。従来とはイメージの異なるイラストによる装幀もちょっと新鮮。3は2と同年に評論その他の部門を受賞した作品。明治に横浜英国領事館で起きた殺人事件の捜査と裁判を追うノンフィクションです。予定表には入れていなかったのですが、某氏がお薦めしていたので入手。4は推理作家協会賞短篇賞を受賞した『都市伝説パズル』を含む作品集……そういや本格ミステリ大賞受賞作となった『生首に聞いてみろ』は実質上、これの受賞第一作だったんだなあ。文庫化に際して解説は付されていませんが、短いながらも万感の思いを伝える文庫版あとがきが追加されてます。