夏以降の注目映画

 私が選んでいるのでホラーやミステリ・スリラー系統中心ですが。宣伝規模の大きそうな『ダーク・ウォーター』とか『キング・コング』なんてのはとりあえず無視します。

『人形霊』

 個人的にはあんまり当たった記憶のない韓国産ホラーですが、性懲りもなくチェックしてたり。人形はそれ自体がある種の“執念”を伝える造物なので、扱いさえ間違えなければ普通に怖い作品になるはずなのですが。ちなみに明日、某所で初演女優が来日してのイベントがあるらしい……や、あんたら、人形は舐めない方がいいぞ。今週末より公開。

『0:34 レイ_ジ_34_フン』

 こちらはイギリス産、よりによりってこの時期に地下鉄を舞台にしたホラー。冗談でなく、これのヒットを契機にしばらく乗客が減ったらしい。フランカ・ポテンテ主演というだけでけっこう楽しみにしていたり。こちらも今週末より。

『サヨナラCOLOR』

 数年振りの竹中直人監督作。この人の映画はいちど劇場で観てみたかったのですが、私が劇場通いを始めてからは一本も公開されていなかったので、大変嬉しい。しかし私がこれをチェックしているもっと大きな理由は、中島みゆきがゲスト出演していることにあったりもする……8月13日より全国順次公開。

『怪談新耳袋[劇場版] 第二弾[幽霊マンション]』

新耳袋』映像版、劇場公開第二作にして初の長篇登場。『第六夜』に収録された連作“幽霊マンション”のエピソードをもとに、ちょっとブラック・コメディ風の話に仕上がっているようです。8月15日という変則的な日取りに六本木俳優座にて先行公開されたあと、20日から順次公開。

『ランド・オブ・ザ・デッド』

 リメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』の大ヒットにより再評価の潮流が生じているジョージ・A・ロメロのオリジナル“デッド”連作待望の最新作、アメリカでの好調な興行成績を受けて思いの外早く日本での公開が発表されました。8月27日より……ああっ、アレと初日が被ってしまったっ?!

『南極日誌』

 極点を目指す調査隊が発見した日誌と同様の出来事が主人公たちを襲う、という韓国製作のスリラー……これもあんまり当たりに巡り会った記憶がないのですが、顔力の俳優ソン・ガンホ主演というだけでちょっと期待してます。8月公開予定、日付はまだ発表されてません。

『ハッカビーズ』

 これはジュード・ロウ主演によるコメディタッチのドラマ。ナオミ・ワッツにマーク・ウォルバーグ、それにダスティン・ホフマンという共演陣の名前を聞くだけで楽しみな一本です。こちらも8月公開予定。

『銀河ヒッチハイク・ガイド』

 お、と思ったあなたはSFファンでしょう。独創的な世界観によって国境を問わず評価されたSF小説を実写映画化したもの。原作はタイトルぐらいしかしらなかった私ですが、予告編でその異様なヴィジュアルに触れて俄然期待を高めてます。特に鬱のロボットというのが素敵だ。9月10日公開予定。

『NOTHING』

 あの『CUBE』『カンパニー・マン』のヴィンチェンゾ・ナタリ最新作。あれ、確か『フランケンシュタイン』やるんじゃ……? というのがちらっと脳裏を過ぎりましたが、ま、構いません。これも先日劇場にて予告編を観たのですが、主人公を取り巻く世界が徐々に消えていく、というヴィジュアルがひたすらに衝撃的。ホームページなんかもっと驚きます。今年秋公開予定。

『Jの悲劇』

 ミステリっぽい題名ですが、原作はイアン・マキューアン『愛の続き』(新潮クレストブック/新潮社)で、それを『ノッティング・ヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル監督がサイコ・スリラー風にアレンジしたものだとか。映画賞などでの評価はそれなりに高いようなので、とりあえずチェックしてみる。こちらも今年秋予定。

 まだまだ気になるものはあれこれと残ってますが、ひとまずここいらで打ち止めにします。とりあえず、挙げたものはぜんぶ、意地でも観るつもり。

コメント

  1. がくし より:

    ヴィンチェンゾ・ナタリのがまたくるんですか。みたいなぁ。

  2. tuckf より:

    来る、というより製作に日本も名前を連ねているので、はじめから優先的に公開される予定だった模様。上映日が正式に決まったらまたお誘いしまっせ。

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