『人形霊』監督・脚本:チョン・ヨンギ/出演:イム・ウンギョン、キム・ユミ、ほか/配給:COMSTOCK

 油断するとその場で寝潰れてしまいそうになる脳味噌に鞭打ち、電車にて新宿へ。目当ては高島屋にあるテアトルタイムズスクエアで上映される『コーチ・カーター』。開映三十分ほど前に現地に着きました。先着100名にはプレゼントがあるらしいのですが、果たして間に合うかなー、などと考えつつ劇場の入っている12Fまで上がっていったら、とんでもない。

 窓口からずらーっと廊下沿いに並ぶ人の列。最後尾で看板を掲げていた係員に尋ねると、人数的にはまだ前のほうなら座れるはずですが……という微妙な返事。こちとらいつも前で観とるんじゃ、と思いましたが、しかし係員の方も言うとおり、ひとりでふたり分以上購入する客が複数いれば初回にはギリギリ、というところ。まあ、そこまで初日に観たかったわけでもないし、と諦めて列にも着かず撤退。

 映画道楽も長いので、こういう万一の場合を考えて、別の鑑賞候補作のスケジュールもだいたい頭に刷り込んであるのです。そちらに切り替えるために、まずは歌舞伎町へと移動――するその前に、ちょうど買いたいものがあったので、隣接する紀伊國屋書店新宿南店を訪れて軽く買い物。歌舞伎町まで行くならちょっとだけ寄り道して新宿本店で買えば良かったんじゃ、と思いましたが、まあどっちでも同じか。

 暑いなか新宿駅をぐるんと巡って歌舞伎町へ。候補としてスティーブン・キングの『ライディング・ザ・ブレット』も入れていたのですが、到着した時間には既に予告編の上映が始まっていた頃合い。主義として予告編も込みで楽しむ人間なので、そちらはまた別の機会に送り、もうひとつの候補を鑑賞するためシネマミラノへ。

 で鑑賞したのが、人形をテーマにした韓国産ホラー人形霊』(COMSTOCK・配給)。前々から、韓国産ホラーはハズレが多すぎる、と訴えてますが――これも正直なところ駄目でした。アレとかアレとかと比べれば遥かに勉強してますし独自性を出す努力も認められるのですが、でも全体にグダグダ。惜しいところも沢山あるのですが、せいぜい努力賞というところ。詳しい感想は、「そんなところで襲われたら死んでも浮かばれないだろうなー」からどうぞ。……そうそう、感想には書かなかったのですが、あの襲われ方とその後のヴィジュアルは革命的でした。やっぱりもうちょっと活かし方を考えてから作って欲しかったなー。

 駅の近くに先日見つけた蕎麦屋にて昼食を摂り、それから帰宅。軽く一時間程度のつもりがなかなか目醒めなかった昼寝のあいだに、もの凄いヴィジュアルの宇宙人が襲来する、やたらと具体的な筋のある夢を見たのでした。窓から見たら我が家の娘含む猫たちが同じ方向を見守っていて、そのあいだを轟音を立てながら馬車のような乗り物に乗った異形の集団が疾走してくるんです。どこから降ってきたんだあのインスピレーション。

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