本日の見出し

　見出しはずばり、本日鑑賞した映画のサントラより頂戴しました。原型であるSUPER BUTTER DOGのものではなく、サントラに携わった作曲者の永積タカシ＝ハナレグミにクラムボンとナタリー・ワイズが映画のために演奏しなおしたものです。映画本編にもカメオ出演している忌野清志郎がバック・コーラスとして参加しているのですが、あの個性が邪魔にならずいい具合に馴染み、優しさと郷愁と、映画の世界観にも通じる苦みを見事に描き出してます。

　ちなみにこのアルバム、いちおうはサントラという体裁ですが、劇中ではインストで使用されているものに歌詞をつけたり、また作品のテーマに添ってアルバムオリジナルの曲を追加したりと、単体としても成立する作りになってます。それ故、映画鑑賞前にだいぶ繰り返し聴いてしまったのですが――ただしちょっと注意が要ります。リーフレットに音楽担当三氏の対談が収録されているのですが、映画を観る前にそれを読んでしまったために、間違ったところで笑ってしまいそうになりました。映画を観る予定がある方は、観てから聴きましょう。