『ぱにぽにだっしゅ！』第拾六話　微かなるより顕かなるはなし

　また『黄色いバカンス』に戻った……いやもう、どっちでもええわ。遂に一条さんの謎が解き明かされる――のか？

　先週、設定的に動ける場所が少なく遊びの盛り込み方がやや緩かったフラストレーションゆえか、いつにも増して遊びまくってます。みんな本気になったときはデフォルメなのかよ?!　と思ったらＲＰＧだったのかよ?!!　ときどき上昇しているポイントがまた巧い。さりげなく都に百合ポイントが加算されているのがミソです。フラグは立たんかったようだが。

　ネタを果てしなく積み上げた挙句またしても一条さんの最強神話をひとつ増やしたという話だったようです。ＲＰＧ部分以外はハリウッド娯楽映画にしようとしていて、一条さんのノリはもはやスーパーヒーロー*1です。この町はいったい何処だ。落ちてくる巨大看板はこないだの『アイランド』そっくりだし。

　一条さんが話の中心に出てくると不条理さを増すのはいつものことで、結局今回もどっちらけのまま終わってますが、その分弾けっぷりがまた凄かった。アニメとして正しいのかどうかは兎も角、無駄に楽しいので良し。

　今回のエンドカードはあずまきよひこ氏でした。妙に力の抜けているタッチが素敵。