再挑戦。

 ようやく台風の影響による雨もひと段落したようで、午後にはだいぶ雲が切れ不穏な気配も薄れてきました。ゆえに本日はバイクにて六本木を目指す。途中日比谷で土曜日に鑑賞する映画のチケットを確保するというのを目論んでいたのですが、昨日同様移動時間がシビアだったため、素通りして六本木へ。

 バイクを押して駐輪場を目指すも、またしても満車。兎に角キャパが少なすぎるんです。そういう状況にも拘わらずやたらと看板を並べ立ててバイクを遠ざけようとしている一画から少し離れた場所に恐る恐る駐めておく。

 劇場に駆け込むと、いつもと若干雰囲気が違う。VIRGIN TOHO CINEMASでは予告編の上映開始直前に観客に対する注意とコンセッションの案内などを英語による洒落た語りと字幕つきの簡単な映像で流しているのですが、私が来るようになってからずーっと同じだったこの映像が新しいものになっている。到着が遅かったため既に半分ほど流れたあとだったのが残念。概ね、個人的には以前のタイプのほうが好きですが、相変わらず作りと締め括りは洒落ていて、こちらも悪くない印象でした。次に来るときはもうちょっと余裕をもって入って、全篇を確認しておこうっと。

 肝心の鑑賞作品は、『トリプルX』のロブ・コーエン監督による戦闘機アクション大作ステルス』(Sony Pictures・配給)。出来はというと――テーマ性の乏しさや人工知能などハイテク廻りがかなり粗雑なのが難ですが、空中戦の発想やその迫力は充分ですし、少々社会情勢との絡め方が脳天気であることを除けば、緩急に富んだシナリオは娯楽としては悪くない。劇場で観てスッキリと楽しむぶんには申し分ない作品だと思います。傑作だなんてお世辞にも言えませんけど。詳しい感想は後日、このへんに

 観賞後は、ちょっと考えたあげく、受付を訪れてバイク駐輪場の件について問い合わせと、もうちょっと何とかならんもんか、というお願いをしてみる。どちらかというと六本木ヒルズ全体を管理している組織の問題なので、劇場の方に言ったところでどうにもならないだろう、とは解っているのですが、言うだけ言っておけば取り敢えず劇場の方の記憶には残るだろうと思ってのことです。終始穏やかに話したつもりなので印象は悪くなかったはずですが、はてさて。

ぜんぜん癒されない滝。 で帰り際に振り返ってようやくこれのことを思い出して、携帯電話にて撮影しておきました。来週末より遂に公開となる『SAW2』をあしらったウォータースクリーン。こういうところのウォータースクリーンというのは、せせらぎや水が落ちるときに発生するマイナスイオンだとかによる“癒し”の効果を狙っているはずなんですが、そこにこの絵はどうだろう。わたしはこーいう屈折したセンス大好きですが。しかし、帰り際に慌ただしく撮影したせいで、携帯電話の待受画像などに使用するための軽いサイズで撮ってしまい、そのうえ帰ってから確かめてみたら公式サイトに掲載されている写真とアングルがそっくりで我ながら情けない気分に。と言っても、反対側からだとコンセッションや一階のスクリーン出入口に近すぎて人通りの邪魔になるため、受付の付近からでないとゆっくりは撮影できないのが本当のところだったり。どうせまた近いうちに来る予定なので、その時もっと高い解像度で撮り直しましょう。

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