まんが日本昔ばなし 第一回

 復帰第一回の録画分を鑑賞……が、どうもウイルスチェックの動作と衝突したようで、二話目の途中でデータがおかしくなっていた……大筋は解るがかなりショックだ……。

 とりあえず問題なく観られた第一話は定番中の定番『かぐや姫』。しかし結構アレンジが施されていた……って当たり前か。十分ちょっとの尺であれを扱うなら徹底していじるしかないわけで。無体な要求をしたのがかぐや姫本人ではなくおじいさんたち、というのは子供向けの咀嚼として巧みですが、やっぱり基本的には不条理な話です。結局月の人達はかぐや姫に何をさせたかったのやら。

 二話目は『ちょうふく山の山んば』。山んばに子供が出来たというので、麓の村の人々が恐る恐る贈り物の餅を届けた、という話。いったい何処の民話かは解りませんが、『かぐや姫』に比べるとまだ成り行きの解りやすい話。薄汚れた目には、山んばの子供っていったい誰が種つけたんだ? といういやーな疑問だけが取り残されました。もしかしたら、ウイルスチェックの影響で縮んでしまった箇所で説明していたのかも知れませんが。威勢のいいだけ若者よりも年経て道理を弁えた老人のほうが遥かに有能、という話だった、と乱暴に要約してみる。

 いずれも新作ではなく、たぶん元々の映像をデジタルで多少修正したのみという感じですが、声優わずか二人で台詞もナレーションも分担し、シンプルだけど味のある絵をゆったりと動かす、という独特の味わいがいま観られるというだけでも嬉しい。果たしていまの子供に受け入れられるかは兎も角、いい大人が観て楽しめる仕上がりであるというのは凄いことだと思う。どのくらい続けるのかは知りませんが、ストックのある限り続けて欲しいところ。

 とりあえず、同じ轍を踏まぬために、ウイルスチェックのスケジュールを、各種の予約録画になるべくかち合わない時間帯に動作するよう変更しました。

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