本日の見出し

ウィ・リヴ・ヒア

 パット・メセニー・グループがR&Bの手法を取りこんで製作した1995年の作品より、しっとりとした哀愁を漂わせる一曲を選択。ペドロ・アスナールの加入により強まっていたブラジル色がやや薄まった反面、聴衆への訴え方が初期に近づき、親しみやすくなったアルバムという気がします。好き嫌いで言えばトリを飾る、聴くほどにアドレナリンの分泌量が増しそうな『Stranger In Town』がいちばん好きなのです*1が、全体にクオリティの安定したこのアルバムは、聴くときにはあんまり飛ばしたりせず全部流してしまうことが多いのです。

*1:但し演奏の出来はライヴのビデオ『We Live Here Japan』のほうが上です。また、アルバムに収録されているのは最後がF.O.になってますが、ライヴでは当然ながらちゃんと演奏を完結させており、このラストの盛り上がりが尋常ではない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました