『BLOOD+』第九話 それぞれの虹

 今回は、小夜のあとを追うカイとリクの話。

 わりとリアルに構築していたと思っていたこの話も、言葉の違いは考慮に容れないことにしたのね。偶然に出逢った施設の子供達と親しくなったカイとリクはしばし施設に身を寄せるが、そこに秘かに魔の手が迫っていく。未だベトナム戦争の傷を引きずる現地に暮らす子供達の姿を解りやすく取りこんできました。ベトナムといいながら寄宿学校に潜りこんだためアオザイ風の制服以外にベトナムの風土を感じる余地のない小夜パートをここで補っているという感じ。こういう風に仕掛けてくるとは予測していなかっただけに、今回の話はけっこう効きました。

 しかしちゃんと本筋も、少し御都合主義的ながらちゃんと関わってくる。最後に大変なことになるんですが、次回予告を観ていると一回ぐらいこの展開は放っておかれそうな厭な予感が。どうなるんだー!

 それにしても、前回初登場のミンといい今回リクと親しくなるムイといい、このシリーズはサブキャラのほうが可愛くないか。

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