『エンジェル・ハート』第18話 親子の絆

 香瑩は夢の中で獠と香の馴れ初めを目撃する。新宿の路地裏で野良犬のように倒れていた獠の心を癒したのが香であったこと、死に別れた槇村と香は血が繋がっていなかったこと――香瑩は夢を介して、彼らの絆の深さを知る……

 ……んー、序盤はとてもいい作画だったのですが、CMが近づくにつれて崩壊していき、傷ついた槇村を獠が家に連れ帰ったくだりでは完全にボロボロに。溶剤にでも浸けてから撮影してるんですかこれ。前回に比べ、槇村の作画がまだしも安定していたこと、香が可愛く描けている場面が多いことは評価しますが……特に後半、獠と槇村の対決の場面、手の大きさや銃のサイズとのバランスが悪かったり、いちばん大事な場面であるはずなのに顔のデッサンが狂っているのが目に余りました。作画レベルについては諦めるとしても、力配分ぐらいは考慮してくれんかなー。

シティーハンター』と差別化するための内容であるぶん、違和感はとても大きいのですが、ドラマとしては筋廻しも決着も綺麗なので、印象は悪くない……それ故に作画レベルがひたすらに惜しまれます、って毎回同じ事言ってるな本当に。

 ところで今回、挿入歌がいい感じだなー、と思っていたら、フリューゲル・ホーン奏者にしてジャズ・ヴォーカリストであるTOKUの作品でした。ああ、そりゃわたし好みなわけだよ。

 末尾にて余談。現在Soweluが歌っている主題歌ですが、四月からは玉置浩二の曲になるそうです。……玉置浩二の登板よりも、四月以降も続くということそれ自体に衝撃を禁じ得ません。こんな作画クオリティのまま続けるつもりなんですか。一回休んで仕切り直した方がよくありませんか。

 ……ま、原作やキャラクターのファンであることには変わりないので見続けますけど、現状のまま続けることが望ましいとは到底思えないんだけどなー……

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