『エンジェル・ハート』第20話 運命のプレリュード

 シティーハンターへの新たな依頼人は、幼きヴァイオリニストの卵・茅野夢。彼女の依頼は、父親を殺した犯人が誰なのか、そして父親が何者だったのかを探ること――犯人は解っている。それは組織の刺客グラス・ハートであった時代の香瑩だった。だが夢は、父の死を巡る謎をまず解き明かして欲しい、と言う。獠は依頼を承諾し、香瑩も運命と対決する意を固めるのだった……

 ……更に作画が酷くって泣きそうです。相変わらず部分的には非常に整った絵もあるんですよ。でも、全体ではもーぐっちゃぐちゃ。ちょっとキャラクターとカメラとのあいだに距離が出来ると途端にデッサンが崩れる状態はなんとかして貰えませんか。

 話的には、『シティーハンター』の路線を完全に踏襲しながら『エンジェル・ハート』としての独自色を出すことにも成功しているエピソードであり、見応えはある……のですが、後半やたらと信宏のナレーションに頼りすぎたり、場面転換が唐突すぎたりで脚本・演出とも練り込み不足。海坊主があんなあっさり涙ぐんだり、過剰に獠がセンチメンタルになったりするのがいいとはどーしても思えません。或いは下降しきりの作画レベルに引っ張られて落ちこんでいるように見えなくもない。

 日増しにぐでぐでの度合いが高まっている。そのうえ、この回からエンディング・テーマが変わりましたが、こちらもまた楽曲・映像ともにいまいち。スタッフに訊きたい、このまんま3クール目に入っていいのか?! 本当にいいのか?!

コメント

タイトルとURLをコピーしました