『時効警察』第9話 さよならのメッセージは別れの言葉とは限らないと言っても過言ではないのだ!

 ああ早すぎるよ最終回が。もっと続けてくれればいいのにー。第1話・第2話の三木聡による今回は、趣味で捜査を続けたためにとうとうお金が底を尽きてしまった霧山修一朗。これを最後と選んだのは、天才作曲家と称された男が殺された事件。曲作りのために籠もっていた温泉地で屍体となって発見された彼の傍らには、“サリエリ”というダイイング・メッセージらしきものが残っていた。資金の尽きた霧山は、課の旅行の幹事を任されたのをいいことに、現場を目的地に決めてしまう――

時効警察』の小ネタの応酬は第1話・第2話で確立され、その後の監督陣も踏襲する形でシリーズの特色となってきましたが、やっぱり本家は違う。日曜日に眼鏡をかけるイギリス人とか趣味が蓑虫の男とか「あたしと火遊びしない?」という台詞の直後に火を噴くオカマとか、ネタの詰め込み方が尋常ではありません。とうとう三日月、有印私文書偽造罪犯しちゃったし*1

 しかし今回いちばん驚いたのは、おかしなところで鳥肌実が登場したこと……あまりにも嵌りすぎていて、逆に似た誰かと思った。だいいちこの人がテレビドラマに出たこと自体がなんだか意外なのでした。

 他方、やっぱり謎解きは薄味。最初の観た目通りで、解決での意外性を演出しようとはしていないので、その点で物足りないのは冒頭2話と一緒でした。代わりに別の驚きも用意していましたが、それならそれで伏線を用意してくれたほうがより笑えたのですが。

 とまあ、最後がミステリとしていまいちだったのが残念ですが、しかしその分久々に小ネタの充実度で楽しませてくれたので大満足。最後までたっぷり楽しませていただきました。6/23にDVD-BOX発売だそうですが……たぶん買うな。かなり貶した園子温監督担当分でさえ、素材としては色々評価している点があるので、押さえておきたいところ。

 同じ枠における四月からの新ドラマは、噂の『てるてるあした』だそうです。主演が木村多江だし、これも観ておかないとあかんだろうなー……その前に原作読まんとあかんだろうなー。

*1:婚姻届の偽造。

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