『クロサギ』#02

 2話目は結婚詐欺師・田辺美咲(小沢真珠)。恋愛関係となった男に事業の話を持ちかけ、資金を巻き上げるのを手口としていた。彼女の弟・智(小山慶一郎)は久々に再会した友人・黒崎(山下智久)が詐欺師を狙う詐欺師“クロサギ”であるとは知らずにそれを打ち明け、自分もまた詐欺に手を染めていると告げる。黒崎は躊躇することなく、ふたりを標的に定める――

 上では本編と比較して初々しい、と表現しましたが、演技力は確実にアップしているし、愛らしさも少しずついい形で成熟しているのが解ります。なんて贅沢な見方をしてるのか俺は。

 内容面でも、前回より見応えはありました――が、関係者を取り巻く状況はあまりに御都合主義過ぎという気が。黒崎が次の標的として桂木(山崎努)から示唆された女の弟が黒崎の親友、というのは桂木の狙いだったとしても、その弟がたかっていたのが吉川氷柱(堀北真希)の親友・三島ゆかり(市川由衣)で、叔父さんの家を出て氷柱が引っ越したアパートの大家が黒崎、っていったいどれだけの奇跡がこの狭い範囲で起きたのだ?!

 ただまあ、親友を巡るドラマの筋書きはなかなか重みがありましたし、詐欺の手口も今回は腹の読みあいがあって緊迫感を生んでいたのは好感触。相変わらず音を鳴らしすぎている、懲りすぎた演出が多いのに引っかかりますし、ラストの氷柱の言葉に対する黒崎の反応は少し情に走りすぎたきらいがあって黒崎の決意をいささか軽く感じさせているのが気になりますが、とりあえず今回に限って言えば、幾つもの感情が交錯してなかなか楽しめる仕上がりになっていたと思います。情報を提供しながら黒崎に恨まれる立場を楽しむ桂木を演じる山崎努と、直線的に自らの信条に従って黒崎に肉薄しようとする神志名を演じる哀川翔もいい。前回はちょっとどうかなー、と思ったのですが、しばらくは続けて観てもいい気がしてきました。

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