『ARIA The NATURAL』第4話 その ネオ・ヴェネツィア色の心は…

 郵便配達のおじさんが使っているゴンドラに穴が開いてしまった。おじさんは前々から親しくしている灯里のアリア・カンパニーのゴンドラを一日借してほしい、と頼みに来る。生憎とアリシアは一日予約で埋まっていたため、灯里はおじさんに一日指導員をしてもらう、というかたちで手伝うことに。

 今回は演出が下手。冒頭、なかなか凝ったカメラワークで来たときはちょっと期待したのですが、台詞と動きのバランスが悪い、台詞の表現も悪い、アリア社長がいつも以上に重そう、などやたらと表現の拙さが目につく。作画のクオリティも全般にいまいちな箇所が多く、見ていてそこはかとなく居たたまれないものがありました。特になんだあのゲストキャラのデザインは。

 少し灯里の口癖を言わせすぎていることが引っかかりますが、脚本自体は悪くない。前半は原作における郵便配達のお手伝いのエピソードをなるべく崩さぬように追い、後半でオリジナルの筋を盛り込む。悪くない――と思うのですけど、画面の作り方と台詞の演出があらかた台無しにしてます。いい話なのになー。

 余談ですが今回、郵便配達のおじさんの声が清川元夢だと知って驚きました。言われてみればそうなのですが、なんか記憶しているのとイメージが違うぞ。

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