二日連続。

 本当は、昨日の『トム・ヤム・クン!』で週末恒例の映画鑑賞を兼ねるつもりだったのです。ですが、朝起きてみたら、すっかり映画を観る気になっていたので、昨日と同じく銀座方面へ。

クラッシュ』以来の日比谷シャンテ・シネにて鑑賞したのは、『8人の女たち』『スイミング・プール』『ふたりの5つの分かれ路』と作を重ねてフランスの若き巨匠と呼ばれるに至ったフランソワ・オゾン監督最新作、若くして余命三ヶ月を告げられた青年の心の遍歴を描くぼくを(おく)』(GAGA communications・配給)。素材はありがちでも、オゾン監督が扱うとやはり趣が違う。生きる証を拒絶するような態度を貫く主人公に対して視線は優しく、それでも最終的に穏やかにその瞬間を迎える姿を捉えた映像は美しく感動的。如何せん全篇静かな映像と少ない台詞で綴られ派手さなど皆無なので、眠気の著しい状態で観るにはしんどい作品でしたが、映画という表現の味わいを凝縮した傑作です。詳しい感想は明日以降、このへんに

 鑑賞のあとははるばる足を伸ばして行きつけの蕎麦屋まで赴いたのですが、もともと激しかった眠気が映画によって増長されてしまい、いまにも沈んでしまいそうな意識に鞭打ちつつどーにか帰宅。夕方ぐらいまでひたすら眠りこけるのでした……

 ……しかし、まだ眠気が抜けきらず、本日の作品はおろか、昨日鑑賞した奴の感想も未だ書き上がっておりません。今日中に脱稿できるかどうか。

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