エレイン・ヴィエッツ『ウェディング・ナイフ』を読む。

 近いうちに『死ぬまでお買物』を読むつもりなので、先行して『ミステリーズ! Vol.16』で本邦初紹介された同じ作者による短篇『ウェディング・ナイフ』を読んでみました。親友の結婚式に花嫁付き添いとして参加した女性の目線で綴る殺人事件の顛末。

 短いなかにちゃんと伏線を詰め込んだ、切れ味のある作品でした。なるほどアガサ賞・アンソニー賞の2冠に輝いただけのことはある。けっこう凄惨な話なのですが、切り口の巧さで魅せているという趣。これなら『死ぬまでお買物』にも期待して良さそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました