『ケータイ刑事 銭形舞』#10 まぎらわしい!〜警察隠語殺人事件

 代々木公園で練習中だったマラソン走者が絞殺された。話の成り行きで銭形舞(堀北真希)と五代刑事(山下真司)は警察の隠語を勉強がてら、今回の捜査は隠語で通すことにするが……

 オープニング、舞さんは単語帳相手に苦悩しているようですが、この子の頭の良さというのは事件以外に発揮されないという設定なんでしょうか。いやそれ以前にお前本当にIQ180もあるのか。

 それはそうと、絞殺された人間が地面にダイイングメッセージを残す、ということは、犯人は被害者を地面に押しつけた状態で絞め殺したということになるんですが……それはさすがに不自然すぎやしませんか。ダイイングメッセージの設定を使いたいなら、刺殺や撲殺のほうがまだ良かったはず。

 ……まあ、このシリーズに捜査面での不備をあれこれ言っても始まらないことは承知しているのですが。今回の眼目は題名通り“隠語”がもととなる混乱具合であり、事件は付け添えに過ぎない、ととるべきなのでしょう。天才のはずなのにごく普通の手続きを踏んで捜査している銭形舞、というのもシュールでおかしかった。しかし、警察関係者相手にではなく、容疑者や証人を相手にしてまで隠語を用いていては、わざわざ“隠語”にしている意味がないと気づけ五代刑事。

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