『貧乏姉妹物語』第2話 大家さんとスイカとお見舞いの日

 山田姉妹にとって、毎月末は“鬼”の来る日。家賃の徴収にやって来る大家さんの剣幕を恐れていたふたりだったけれど、その月は珍しく音沙汰がなかった。きょうは「もう家賃が要らなくなったんだ」と勘違いしてはしゃいだが、間もなく大家さんが足を滑らせて骨折したことを知る。身内のない大家さんを見舞いに訪れる人がないと聞いて、姉妹は怖さを堪えて病院に赴いた……

 話は決して悪くないんですが、第2話にして乱れ気味の作画と、過剰にやりすぎてほのぼのからシュールに移行しがちな演出が気になります。第1話のほっぺたのぐるぐるを廻すようなのはまだいいのですが、ファンタジックな背景の前で食卓をぐるぐる廻すのはさすがにおかしい。

 また、前回より幾分はましになりましたが、相変わらず喋りすぎのナレーションはどうにかならんものか。同じ喋るなら、前回同様にここにはいない母親が語っている、というスタイルのほうが受け止められるように思います。好みの問題ですが、こんな時間に放映している時点で観ているのは基本的に“大きなお友達”メインなのですから、もうちょっと成熟した演出を心懸けて欲しいところです。

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