『ハードキャンディ』監督:デイヴィッド・スレイド/主演:パトリック・ウィルソン&エレン・ペイジ/配給:KLOCKWORX+PHANTOM FILM

 本日の映画鑑賞は、約5ヶ月ぶりの渋谷、前回と同じシネマライズにて。個人的には日本公開が決まる前からチェックしていたぐらい楽しみな作品でしたが、世間的にはどうだろう、と首を捻っていたところ、初回についてはそこそこの人の入りだったので、他人事ながらちょっと安堵しました。

 作品は、インターネットの出会い系サイトで巡り逢った14歳の少女と32歳の男、だが少女を喰らうはずだった“狼”は、“赤頭巾”の思わぬ罠によって窮地に陥れられる、という筋を低予算にてストイックに描いた心理サスペンスハードキャンディ』(KLOCKWORX+PHANTOM FILM・配給)。期待とは若干趣が異なりましたが、しかしそれでも優秀なサスペンスであることは間違いない。実に考え抜かれた罠を張り巡らせながらどこかに幼さと媚態までも感じさせる少女の造型が素晴らしく、今年はあまり気配のなかったショッキング・スリラーの穴を埋めるに足る傑作でした。詳しい感想は、「リメイクする場合はジョディ・フォスター製作で。」からどうぞ。ちゃんと作中でジョディ・フォスターの名前も出してます。そんなところまで練られた脚本が素晴らしい。

 帰宅後、この一週間ほどけっこー疲れが溜まっていたせいか、昼寝をしたらなかなか起きられず、加えてパソコンがかなり危険な状態で止まったりしたため、感想が書き上がったのは日付も変わる頃でした。色々とやりたいこともあったのだが。

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