『乙女はお姉さまに恋してる』第3話 おとめが乙女を選ぶ時

 瑞穂をエルダー・シスターに選ばせるため、まりやたちの活動が始まった。編入以来の評判から、早々に瑞穂と生徒会長・貴子の一騎打ちの情勢を成していく。だが、瑞穂はそんな状況に困惑していた。貴子はそんな瑞穂に敵愾心を燃やすが、ライバルであるはずの瑞穂が屈託なく接してくることに戸惑うのだった……

 今回はいまいちユーモアとシリアスの緩急が乏しく、展開の早さのわりにあまり見所がありませんでした。最後の紫苑の演説前後の演出ぐらいでしょうか。他にも細かく意欲的な手法を駆使しているのですけど、あんまし活きている気がしないのです。

 ただ、トータルでは相変わらず悪くない。作画のクオリティは初回ほどではないにせよ、全体ではまとまっていたので意外と見られてしまうのです。そのバランス感覚は評価されて然るべきでしょう。……ということを私は第1話の時点から評価してるとちゃんと書いているはずなのになんか誤解されている節がある。なんでだ。

 それはさておき、シリーズとしての問題はこれから、だと思われます。原作がゲームであることを考えれば、ここらからマルチストーリーに発展していくところを如何にひとつに絞り込んでいくか。最短でもその辺がはっきりするまでは見続けることに致しましょう。

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