場内での喫煙はご遠慮ください。

 ひとつひとつ心残りを片付けていく。本日は髪を切りに、父の友人が経営する美容院へ。30分ほどでだいぶ頭が軽くなりました。

 バイクで出かけたついでなので、ユニクロに寄って長袖のスエット上下セットを購入。そろそろ寒くなってきて、長袖の寝間着がもう一着ぐらい欲しかったのです。当初はそのまま行きつけの蕎麦屋まで走って昼食を摂るつもりでしたが、荷物が予想より大きくなってしまったので、家に戻ってあり合わせで済ませました。

 夕方になってから、今度は電車にて移動。初モバイルSuica――ですが、あまりに普通に通れてしまうので、カードタイプを利用していた時と感覚が違いません。まあ、いままでは読んでいる途中の本につけていた汎用のブックカバーの袋部分にカードを収納していて、1冊に時間をかけすぎているとカードの堅さのせいで本がよれたりすることがあったので、それが無くなっただけでも幸いとしましょう。

 訪れた先は日比谷シャンテ・シネ。平日ですが、ここはシャンテ・シネクラブの会員割引が毎週木曜日に行われているので、そこそこの人の入りでした。鑑賞したのは、タバコ業界のロビイストを主人公に、世間の反発と戦うアンチ・ヒーローの姿を描いた知的エンタテインメントサンキュー・スモーキング』(20世紀フォックス・配給)。予め原作『ニコチン・ウォーズ』を読み終えてからの鑑賞でしたが、出来は映画のほうが上です。もともと翻訳した文章では解りにくいユーモアを映像という形でダイレクトに伝えやすい有利はありますが、原作ではあまり丁寧ではなくどこか付け添えめいたミステリ要素を思い切って排除し、代わりに主人公の息子を大きく扱って話の焦点をディベート、というか詭弁に絞ったことが奏功して、スピード感溢れる知的エンタテインメントに仕上がってます。タバコを題材にしながら主人公の喫煙シーンが一回もないというアイディアも含め、作り込みが快い傑作。アメリカでは一館あたりの興収でNo.1を獲得したことでも話題になりましたが、なるほど納得の出来です。詳しい感想は後日このへんに、原作の感想と同じ日にアップするつもりです。

 観賞後はビックカメラに立ち寄ってちょこっと買い物……のつもりでしたが、給料日の翌日、しかもちょうど普通の勤め人の皆様が退社した時間とかち合ってしまったせいで大混雑だったため、眺めただけですぐ出て来てしまいました。

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