『Dr.コトー診療所2006』第4話

 原(時任三郎)は息子・剛洋(富岡涼)のために仕事を増やした結果、現場で事故を起こし、同僚に重傷を負わせ、借金を作ってしまう。折しも近づく豊漁祭に、星野(小林薫)は2年前、妻昌代(朝加真由美)が脳内出血で倒れたことに気づかなかったときの出来事を思い出し、消沈する……

 本当に感想なんか書く必要あるのか。高いレベルで安定している、その理由だって明白ですから敢えて解説する必要もなく。

 やたらと鬱々とした話が多いですが、しかしそれは最初のシリーズでは出来なかった、重病者のリハビリという観点からの描写を織りこみ、また登場人物たちの変化を丹念に追う、ということに重点を置いているからでしょう。……それにしても原さんの運命は凄惨すぎるが。

 とはいえ、そういう積み重ねがあるからこそ光るシーンが今回は特に多かった。玉子焼きと祭のくだりは逸品です。

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