『天保異聞 妖奇士』説五 ひとごろしのはなし

 どうにか人形に潜んでいた漢神を倒した竜導たちだったが、蛮社改所の面々は分を超えた行動が問題視されて取り調べを受ける羽目に。雲七とともにギリギリで抜け出した竜導は、一連の出来事と関わりのあるらしい異国の少女アトルをそこから連れだし、匿うが……

 いきなり大きなネタを繰り出してきましたが、もうちょっと綺麗な伏線が欲しかったなあ。確かにおかしいところはあったんですが、ここまではっきりしたネタであれば、真相が解った瞬間に膝を打つような伏線を鏤めてくれれば、と惜しまれます。

 まだエピソードの途中であるため、どうこう言うべきではないとは思うのですが、それにしてもここで語られてしまったために、まだまだ漢神という化物を主体とした世界観が確立されていないところで急に話を逸らされてしまった感があるのも気になります。恐らくは同じところに根付いているのでしょうけれど、ならぱ両者が絡むところをもう少し盛り込んで欲しかった。

 作画面では、ゲストの女性キャラが一部崩れていたのが気になるものの、概ね安定していて安心して観ていられました。

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