『007/カジノ・ロワイヤル』原作:イアン・フレミング/監督:マーティン・キャンベル/主演:ダニエル・クレイグ/配給:Sony Pictures

 劇場で鑑賞した映画の本数100越えまであと2本、というわけで本日も映画鑑賞。先にお買物をざっと済ませてから六本木へ。

 鑑賞したのは、スパイ映画ものの王道たるシリーズの最新作にして、原点回帰を謳う007/カジノ・ロワイヤル』(Sony Pictures・配給)。起用が発表された当時は「イメージが違いすぎる」として一部のファンが拒絶する騒ぎまで起きたのに、いざ蓋を開けてみれば興行的にも映画評のうえでも高く評価されてあっという間に受け入れられてしまった感のある作品です。それだけに不安はさほど抱いてませんでしたが、――本当に、心底格好良かった。私は007自体あまり本数は観てませんが、その中では間違いなくトップレベルだと思います。危険な薫りにお茶目さをブレンドして、人間的な生々しさも覗かせた新生ボンド=ダニエル・クレイグの魅力も充分で、これなら続編にも期待していいかも。詳しい感想は、「ヴェネツィアの家ってあんなふうに浮いてたんだー!」からどうぞ。終盤のスペクタクルのなかで私はそんな妙なところに感心してました。あーそりゃああやって壊れるのも納得。

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