ひさびさ試写会。

 昨年10月の『地下鉄(メトロ)に乗って』以来となる試写会に行って参りました。同行は毎度お馴染みの某氏。以前よりは多忙なはずなのにまいどお付き合いいただきありがとうございます。

 場所は、シネカノン有楽町の真下、ビックカメラと同じ建物に入っているよみうりホール。混雑を予測して早めに現地入りし、ぶらぶらとDVDなんぞ眺めたりして時間を潰してから、開場時間に上がっていったところ――長蛇の列が階段を下り、劇場のある7階から3階ぐらいまで続いていました。そうと知っていれば着いて早々に列に連なっていたものを。まあ、わたしの好みである前方には空きがあって、しかも実はそこが好ポジションだったので、結果的には問題ありませんでしたが。

 作品は10年ほど前、酒見賢一原作・森秀樹作画で制作され高い評価を得た歴史漫画を、アンディ・ラウ主演にて、中国・日本・韓国・香港からスタッフを結集して作りあげた歴史スペクタクル大作墨攻』(Cubical Entertainment松竹・配給)。当選してから事前に感想などをざっとあたった印象ではあまり芳しくなく、そのぶん少し期待を削っていったのですが、なかなかどうして、充分にいい出来でした。確かに盛り込みすぎて散漫になっていたり、明らかに付け足しの“華”がいささか浮いているきらいはありますが、よく計算されたストーリーと戦略、そして大作としては珍しくカタルシスに苦みを伴う結末は良質。充分面白い歴史映画であり、“戦争映画”だと思います。詳しい感想は後日、このへんに。今夜は別のデータ整理を優先するので書いている時間ありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました