『武装錬金』第4話 もう一つの新しい命

 本放送のときすっきり見逃してしまったので、DVDにて初鑑賞。それゆえ、補填の意味でいまさらながら感想をアップいたします。

 学園内での探索に限界がある、と判断した斗貴子は、いちどだけ目撃した首謀者=パピヨン・マスクの男の似顔絵と、これまで探索した4日間に学校に現れなかった寄宿生、というふたつのヒントから首謀者を炙り出す。その正体は、病弱故に留年を繰り返し、見放された元優等生・蝶野攻爵。あくまでただの人間である彼を捕らえること自体は用意であったが……

 もともと1話1話の密度が高いシリーズゆえ、ひとつ見落とすと理解が覚束なくなる。まさにこの回を見落としていたのは痛恨でした――原作読んでたから把握は出来ますが、こんなにちゃんと語っていた回だったんだなー。

 まだまだ序盤であったことも手伝ってか、作画も演出も意欲的です。前回のさりげない描写を踏まえたギャグに、敵ながら同情心に訴えかける秀逸な表現。本当によく出来てますよこのシリーズ。最近はちょっと出番に乏しい斗貴子さんも、冒頭で珍しい表情を見せたりしていて、魅力がよく発揮されてます。

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