『エル・カザド』第4話 狙う女

 修道院に匿われていたナディとエリスは、かねてから追われていたオカマの二人組の襲撃を受ける。危機に陥るなか、エリスはその特殊能力を有効に使い始めた――

 なんだか散漫な1話。ナディの行動に関与しているローゼンバーグが暗躍する様子を絡めながら、ナディたちの危機を描いているのですが、どうも手際がプロっぽくないナディの不自然さと、そこに微妙に洒落たやり取りが絡むことでなおさらにだらだらとした印象をもたらしている感じ。スタイリッシュに見せたいならもっと速さを重視して、鋭く描かないと。

 個人的には、愛すべき人柄の修道女たちと、これまで微妙に楽しませてくれたオカマ二人組、そして何とも緩いナディの戦い方も嫌いではないのですが、どうもこの作品が本来狙っているスタイルではないような気がするのです。どう好意的に解釈しても、鋭さに欠くコメディでしかないのだよなー。

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