『ゲゲゲの鬼太郎』第6話 大パニック!妖怪横町

 妖怪横町で下宿屋を経営する砂かけ婆だが、店子の家賃滞納が常習化していて、老朽化した建物をリフォームする夢が叶わず悩んでいる。そんなある日、温泉を営むお歯黒べったりから、砂風呂のための砂探しを頼まれた砂かけ婆は、鬼太郎たちを連れて砂堀に赴くが、そこでとんでもないものを掘り出してしまう……

 人間界ではなく、徹頭徹尾妖怪世界でのトラブルを描いた話。前回でひとつの節目を作ったということで、妖怪たちの世界観を掘り下げる方向に切り替えたのでしょう。学校も試験もないけど経済という概念はあるのね、皆さん。

 従来のようなシリアスな主題が(ないとは言えないのですが)見えづらい分、いつも以上に話の雰囲気が幼稚に感じられる。まあ、基本的には子供向けであることを念頭にした作品なので、それは構わないのですが……前回と比べると作画のクオリティが目に見えて落ちているのが引っかかります。どうも『地球へ…』あたりと比べると、質が安定していないのが落ち着きません。下がりっぱなしなら下がりっぱなしで、期待を合わせることも出来るのですけどねー。

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