『電脳コイル』第1話 メガネの子供たち

 妹・京子とともに大黒市に引っ越すことになった小此木優子。だが、着いて早々、電脳ペットのデンスケが姿を眩ましてしまう。あとを追いかけていた優子は、“電脳探偵局”なる奇妙な名刺を携えた少女・フミエと遭遇、予期せぬ冒険に巻き込まれていく……

 何だか周囲のアニメ好きがやたら注目していた様子ですし、話を聞く限り作画のクオリティに不足はなさそうだったので鑑賞してみましたが、なるほど映像は見事。手抜きのないときのスタジオジブリのレベルを普通に達成してます。

 そういう認識があるせい――というわけではないでしょうが、『となりのトトロ』SF版+メガネオプションという感じに見えて仕方ありませんでした。受け身の視聴者置き去りの固有名詞が連発され、特異なガジェットが無数に鏤められた世界観は、けれどだからこそ見応えがある。ヒロインに折笠富美子、その妹に矢島晶子という配役からして震ってます。

 後半の展開がもーちょっとスピーディだったほうが良かったように思いますが、しかし初回としてはもう文句のつけられない仕上がり。とりあえず来週以降も視聴継続します……問題は、どう締めくくるかだよな、本当に。

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