『クレイモア』SCENE08 覚醒

 4人の“銀眼の魔女”と同時に刀を交えながら、押されるどころか逆に圧倒さえするテレサ。完全に勝ち、今後彼女を超える可能性のあるプリシラさえもまだテレサの驚異的な能力を前におののくことしかできない。一刀に叩き伏せることも出来るこの状況で、だがテレサは4人を生かしたまま街を立ち去る。だが、屈辱からプリシラは自らの限界を超えて暴走する……

 過去編クライマックス。ですが、どちらかというとテレサの旅の結果というかたちで、“銀眼の魔女”というものの宿命を描こうとしたエピソードという趣でした。やけに早くないか? と首を傾げてましたが、むしろ正解だったようです。

 作画・演出の迫力も申し分なし。突然の悲劇と、“銀眼の魔女”のなれの果ての描写は戦慄さえ覚えるほどです。ただ、いくら技術に優れた声優を集めているとはいえ、変化の途中過程にある“銀眼の魔女”の声は加工して使うべきだったような。却って不自然。

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