『ゲゲゲの鬼太郎』第10話 荒ぶる神!雷獣

 白神山の工事中に雷岩が取りのけられ、雷獣が解き放たれた。工事現場は蹂躙されるが、信じない者には見えないため、事故の原因が雷獣だと知っているのは子供達だけ。事故で怪我をした父を案じる少女からの手紙を受け取った鬼太郎は、現地に赴く……

 先週放送分をやっとこ鑑賞。これはまた恐ろしくストレートな話。怪異を封印するものを無自覚に取りのけて事故に遭う、当事者たちはそれが理解できず、子供達や妖怪を信じる老人しか見ることが出来ず、事態は悪化の一途を辿る。窮した子供たちの熱意に打たれて鬼太郎が出馬する……まったくヒネリがない、けれどだからこそときどきはきちんと踏まえなければいけない筋だと思います。序盤だとまったく工夫なしと謗られるでしょうけれど、このタイミングなら解ってやっていると伝わるのでOK。本当に堅実で良し。

 ただ、いくら子供向けとはいえところどころで演出が陳腐すぎるのが気になりました。特に終盤の演出。話が堅実だからこそ、演出ではもーちょっと冒険が欲しいところです。あと、個人的には作画がもー少し安定していると嬉しかった。

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