『電脳コイル』第7話 出動!コイル探偵局

 優子とフミエはメガばあの招集を受けて、電脳ペット探しに赴く。サッチーが入り込みにくい廃屋に逃れたと見られるが、その廃屋ではイリーガルを求める勇子がダイチたちを手先に“式”を張っていた……

 本当にこの勇子の魅力の著しさは何なのでしょう。圧倒的な技術力でダイチたちのうえに君臨する一方で、あまりに単純すぎる優子に苛立ち彼女を拒み、けれど巧妙なからかい方をして羨んでいるらしいところも見せる。挙句にラストのあの行動と台詞。優子が鬱屈を抱えつつもある意味解り易い表情ばかりであるのに対して、勇子は複雑で多彩な変化を見せて楽しませてくれます。素晴らしいぞこの娘。

 勇子の魅力を描くことに腐心した結果、話運びはいささか御都合主義が濃くなってしまったような印象がありますが、しかし勇子の存在感を際立てつつ、優子とのほのかな接点をつくるという目的はきっちり果たしており、相変わらずいい仕事です。

 もうこの時点でDVD揃えてもいいかな、と思い始めてるんですが……通常盤と限定盤の価格差がありすぎてどっちを取っていいのか判断に苦しんでたり。絵コンテ、かあ……。

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