『スシ王子!』指南の壱 宮古島編 唐手の道は寿司の道

 予告を見て無茶苦茶楽しみにしていたドラマ、遂にスタート。主人公は自然流琉球唐手の使い手・米寿 司。かつて“スシ王子”の愛称で全国的に親しまれていた少年寿司職人だったが、現在は武留守リリーのもとで修行に励んでいるものの、一向に強くならない。次第に焦れてきた司にリリーが紹介したのは、よりによって寿司屋。父の死にトラウマを抱えて寿司の道を離れた司だったが、実は成長の道は寿司を極めることにあるらしい……

 のっけから堤カラーだ、というか『TRICK』の系譜だあああ。訳の解らない方言、シュールな舞台設定などなど随所に鏤められた小ネタで頭から擽りまくります。

 この手の非常識料理ネタも格闘ネタもたまーにドラマで出て来ますが、いずれもただ大袈裟で荒唐無稽さが鼻につく傾向が強かった*1のですが、これはもともと得意としていた小ネタと組み合わせることで荒唐無稽を奇想天外として正当化することに成功している。楽しいよう。

 そうして小ネタで存分に楽しませつつも、ちゃんとドラマとしての奥行きもある。しかも漫画原作じゃなく完全オリジナルというのが痛快じゃあーりませんか。こら来週も楽しみであります。

*1:悲しいかな、その好例が『鉄板少女アカネ!!』でした。

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