『さよなら絶望先生』第10話 一人の文化人が羅生門の下で雨やどりしていた/生八つ橋を焼かねばならぬ

 文化祭。しかし糸色先生は相変わらず難癖をつけて、憲法に則り“最低限に文化的な”催しをするよう命じる。ひどい演技力と台本の演劇でも文化的すぎると言い、ひどい音楽性しか備わっていないバンドでも文化的すぎると言い、即興童話などもってのほか。迷走した挙句、2のへ組の出し物は想像を絶してショボいものになっていた……

 OPのカップリング曲に“サブオープニング”とか書いてあるからいつか使うのかしら、と思っていましたが、だいぶ経ってから本当に使ったのですね。いやその心意気や良し。ていうかこのスタッフが1クールでもOPひとつで満足するはずがないと思ってたんだよ。

 ところで今回、本編よりも各パート冒頭に挿入されたパロディがツボに入って困りました。神谷さん、ちゃんとオリジナル通りに歌ってるんだけどやりすぎて逆に解らないというのが素敵。特にBパートなんてほぼオリジナル通りやん!

 とは言え本編も大変にいい突っ走りっぷりでした。Aパートの微妙な違和感がちゃんとBパートの伏線になっているのもさることながら、Bパートの趣旨がまたナイス。「下見だから」っていい言い訳だなあ。

 そして本編が終わったあともトドメつき。……軽い逆ギレのように見えるな。それすらネタにしているんだからもう何も言えません。ちなみに私はお察しの通り原作はまったく読んでません*1から、キャラが違うとかまったく意識してません。だからこそ新房監督のスタイルに乗せた久米田テイストを素直に楽しんでいるわけですが。

*1:ただ週刊少年サンデーの読者であるため、連載のみですが旧作はそれなりに読んでます。

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