性懲りもなく映画を観に行く。

 イベント翌日のためグロッキーでしたが、1本、どうしても観ておきたい映画が本日限りなので、外出の予定を立てる……が、実はこの日、家に新しい冷蔵庫が届くことになっていて、それを受け取るまでは出られない。どうしようか、と悩んでいると――予想外に早く、10時前には到着しました。所定の場所に置くところまで配送の方がやってくれたので、本来中が充分冷えるまで待たなければならないのですけれど、これまで使っていた冷蔵庫からひととおりものを移してしまう。ひととおり片付けると、調べてあった時間割のいちばん早いのにギリギリ間に合うくらいだったので、取り急ぎ出発。

 訪れたのは六本木――場所は違えど2日連続のTOHOシネマズです。鑑賞したのは、二本立ての企画ものを全世界公開に際して単品に分けた1本目、クエンティン・タランティーノ監督の狂気のカーチェイス映画デス・プルーフ in グラインドハウス』(Broadmedia Studios・配給)二本立てヴァージョンの完成度が素晴らしかったので、これは単品も押さえておかなくては、と思ったのですが……なまじ二本立てで充分に完成されていると知ってしまった目には、無駄が多すぎてちょっと不満。いちおう描写に筋を通すように調整しているのは解るのですが、そもそも筋を通さなくてもいいのが“グラインドハウス”で上映されていたB級映画の良さだったんじゃなかろうか。そういうものが削られて、どうも理屈っぽさが過剰になってしまった気がします。二本立てヴァージョンでは意図的に外していたラップダンスの場面も、ちゃんと織りこんでいたのがちょっと興醒め。とは言え、序盤のダラダラとした印象を逆手に取ったクライマックスの驚異的な疾走感と結末の凄まじい爽快感は変わらないので、ここだけのために2時間近く付き合う価値はあると思います。

 いつもなら寄り道して軽く買い物ぐらいしてくるところですが、まだ疲れが残っていたのと、映画の中盤あたりから感じていた腹痛がだいぶヤバいことになっていたので、さっさと帰宅。家に着くともう何も考えずに眠りこけてました。

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