珍しいところで映画鑑賞→有栖川有栖サイン会at丸善丸の内本店

 例によってかなり切羽詰まったスケジュールになっているのですが、しかしガス抜きしないと却ってあとが辛いので、週末はちゃんと遊びます。というわけで映画鑑賞へ。

 但し本日は14時からサイン会に参加するつもりだったので、余裕をもって列につけるようにしたい。観る作品はだいぶ前から心に決めていたので、いちばん都合のいい場所と時間がないか探した結果――品川で観ることになってしまいました。目当ての作品がかかっていて、かつ丸の内に移動しやすい映画館は大半が11時台の上映のため、これだと観終わってから食事を摂る余裕さえ覚束ないのですが、唯一品川プリンスホテル内にある品川プリンスシネマだけが9時25分と早めの上映で、ここからなら食事をゆっくり摂っても充分に間に合う。

 というわけで、はやばやと自宅を出て品川へ。ほとんど踏み入らない土地だったので、どう行けばいいのか迷いつつも、無事に予告編が始まる前に劇場に滑り込みました。帰りに調べてみたら、行きよりもずっとシンプルな道程があったのですが――駅方面への案内はあっても、駅から映画館への案内はないのが困る。いちおうプリンスホテルのロビーから入っていったんですが、外からでも直接映画館に行けたやん。劇場自体は基本的に普通のシネコンですが、座席は恐ろしくゆったりとして座り心地がいい。プレミアムと銘打っていないスクリーンでもこれなら快適――と思っていたら、どういうわけか私が観に行った回は、構成の都合なのか通常料金でプレミアム・スクリーンで鑑賞できたようです。帰宅後調べてみたら、一般席はもっと普通の構成でした。ということは……やっぱり、何かここでだけかかっているとかここが時間の都合上一番いいとか、そんな理由がない限り今後もあんまり足を向けないだろうなあ。

 鑑賞したのは、待ち焦がれていたジェット・リー最新作にして、アクション・ヒーローに成長したジェイソン・ステイサムとの久々の競演作、謎の暗殺者とFBI捜査官の運命が交錯するアクション・サスペンスローグ アサシン』(Asmik Ace東映・配給)。で、出来はというと……やっぱりハリウッドだけで日本絡みの話を作るとどうしても変になりますな。日本像をファンタジーと許容しても、“謎”の深さを謳うわりにはそれがあっさり読み解けてしまうのはいただけない。とはいえ、従来よりもシンプルで鋭く、多彩なアクションそれ自体は相変わらず見応えがありますし、主題がしっかりしているので、似たような欠陥のある『イントゥ・ザ・サン』よりはずっとクオリティは高い――でもまあ、そういう弱点も愛嬌と捉えられる人か、一切合切無視できるような人でないとちょっと楽しめないかも。詳しい感想は、久々にリアルタイムで書けましたので、下にアップいたします。

 鑑賞後は有楽町に移動して、讃岐うどんの店でゆっくり昼食。ここはビルが建て替えになるとかで移転の案内が出ていたのですが、張り出されていた地図を確認すると……日比谷シャンテ・シネのすぐそばじゃん。これまでの所在は映画館の集まっている一画から離れていたので、ちょっと気持ちに余裕がないと来られなかったのですが、こりゃ移転後のほうが利用しやすいわ。

 食後は徒歩にて東京駅に向かう。丸善に到着したときはまだ12時40分ぐらいだったので、とりあえず何冊かお買い物。このところ多忙すぎてろくに本屋に立ち寄ることをしていないので、本当に欲しい本だらけで困ります。手持ちも心許ないので、どうにか絞り込んで5冊だけ購入。

 なおもサイン会開始までは1時間近くありましたが、だらだらしてタイミングを逃すのも癪に障るので、並んでしまうことに。そのあいだにmixi用の映画感想を携帯電話で仕上げてアップして、買ってきたばかりの本にちょこっと手をつける。さほど待ったという感覚もなくサイン会が始まり、ものの10分ぐらいで離脱。知り合いを捜すこともなくあっさりと。

 余裕があれば某所で行われているはずのオフ会に、間に合うようであれば潜りこもうかなどと目論んでいたのですが、そもそも手持ちがいよいよ心許なくなっていたので断念。帰途、パンの缶詰の販売が再開していないかと思って秋葉原自動販売機に立ち寄ってみましたが、まだ通常の缶詰しか扱っていない筐体の前に人が列をなしているのを見て引き返す。……やることあるのに、また悠長に並んでいられません。

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