『正しい王子のつくり方』第2話「王子プロデュース開始!」/第3話「汚されたリボン!」

 先週、放送時は買い物に出かけていたためリアルタイムで鑑賞しなかったのですが、そののち鑑賞しつつめんどーだったために感想は書いてませんでした。というわけでひとまとめにして。

 早速男子生徒達の変身計画が始まったが、当然ながら素直に受け入れる生徒は少ない……しかし、一部の生徒は意外とあっさり陥落して、変化の兆候が見えてきた。女子達は計画推進のモチベーションを向上させるために、一週おきに人気投票することを決める。運命の第1回、1位に輝いたのは――勘違い貴公子の修理之介。性格には難アリだが、外見がいいので票が集まったのである。彼の崇拝者で、直々にプロデュース担当者に選ばれた春香は浮かれるが、「いちばん素直に従いそうだから選んだ」と言われ……

 というわけで、お目当ての春香役・松嶋初音大爆発。ネジの1本抜けた娘を軽快に演じていて、そーいう意味では満足。

 大前提があまりにファンタジックなのですが、その実どうも趣旨にはけっこう真面目な部分が窺えます。それがようやく如実になっているのが今日放送の第3話。プロデュースなど必要なく、外見だけで人気を集めていた修理之介と、そんな彼にいいように使われているのに気づかず盲従する春香、という、この計画の序盤で意味を持ってくる関係性をクローズアップして、今後関係性の変化をきちんと盛り込んでいくことを窺わせます。

 相変わらず低予算が察せられる異様に狭い舞台設定ですが、それが気にならないくらいに動きを表現しているのも好感触。次回への引きと、そこに織りこんだ最重要キーマン・辰哉の心情も巧い。

 完全に松嶋初音目当てで見始めたのですが、これは大前提の奇妙ささえ許容できれば結構面白い。可能な限り最後まで付き合ってみましょう――感想は毎回書くか解りませんけど。

コメント

タイトルとURLをコピーしました