『逆境無頼カイジ』Bet.21 心血

 文字通り、我が身を削っての反撃は奏功したが、しかしもはや開司に手は残されていない――かに見えた。だが最後に再び舞い降りた天啓に、開司は身を委ねた。最終戦で18mmを張ることを提案した開司に、利根川は躊躇するが、会長はその意志を評価し勝負を呑む。初めて手懸かりのない本格勝負に動揺しながらも、利根川はあることに気づく……

 これまでは開司の心的葛藤のみがクローズアップされてきましたが、最終局面では初めて利根川サイドに偏って描かれています。それ故に際立ってしまうのが、利根川を演じる白竜の滑舌の悪さ……仕方ないとは言え、もーすこし注意深く発音して欲しいところでした。

 最後の最後まで腹の探り合いを繰り返した挙句に、結果は次回に持ち越し。利根川の読みは当たっているのか、果たして開司はそこまで緻密に計算していたのか、そして前回のあれ以上に衝撃的なワンシーンをどう見せるのか。ただただ楽しみだわ。

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