『BAMBOO BLADE』第20話 ブレイバーとシナイダー

 先週録画だけしていたのをいまさらながら鑑賞。

 久々の練習休み、勇次からイベントのチケットを貰った珠姫は、ヒーローアトラクションを観に遊園地へ。コスモサーティーンのイベントにブレードブレイバーが特別参加するという内容にときめく珠姫だが、会場でひとり醒めた表情をしている少女に、珠姫は注意を惹かれる……

 ブレイバーが登場した瞬間、コジローは研修に行ったんじゃなくて絶対にこの中に入るバイトをしてるんだ、と思いました。

 前回は随所に原作のエピソードを鏤めて構成していましたが、今回は見事に完全オリジナル。そして改めてこのアニメ版は原作の雰囲気をよく消化して自分なりに仕立てていると実感しました。特に如実なのは、珠姫と勇次にデートっぽい状況を提供した紀梨乃達の会話です。原作では無害なキャラクター、という位置づけの勇次に無理矢理ああいう役割を背負わせておいて、いないところでああいう会話を交わしているのが如何にもらしい。イベント会場での珠姫の反応も不自然なところがありません――見てて痛々しかったですが、あの場面では正しい。

 ちょっとだけ原作の榊ウラを思わせるオリジナルキャラクターがようやく絡んでくる、その流れがややわざとらしくもありますが、しかし充分に面白いので良し。ただ……カラオケ合戦は少しぐらい本当に歌わせて欲しかった。折角鈴木凜の声を坂本真綾があててるんだから――って、だから却って駄目なのか?!

 25日深夜に放映した分はまた後日に鑑賞します。

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