『もっけ』第23話 ロクサン

 休みがちなクラスメイト・永澤の家にプリントを届けに行った静流は、そこで異様な風体の老人と遭遇する。旧家である永澤家を監視しているという老人と、静流は幼い頃に因縁があった。後日、静流の祖父が出張ったことで、永澤はどうやら小康状態を取り戻したが、事件はまだ決着していなかった……

 永澤という少女に絡めて、静流の弱さに触れる1話。これまで受動的だった静流が初めて積極的に動くものの、逆に見ようとしていなかった本質を抉られる、という筋運びは正しい……正しいのですが、なんかこれまでが雑だったので、いまいち説得力がない。原作の話を再構築するにしても、もっと丁寧にやっていればこの話が活きるような記憶を視聴者に齎すことが出来たでしょうに。作画・演出のほうは、だいぶこなれてきた上に終盤ゆえ全般に作画の質が上がっていたので、見応えはありました。

 来週はいよいよ最終回。ですが……予告編だけで方向性が解ってしまって、既にうんざり。予想通りだったら、全体の評価はやっぱり低めにしないといけなくなるぞー。

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