『パズル』第5話

 鮎川は何となく参加した合コンで、家に隠し財産が存在するという男・権藤正一郎から結婚を申し込まれ、財産を掠め取る狙いで、彼の実家に挨拶に訪れる――助手としていつもの三人組を連れて。

 もう前回でだいぶ失望してしまったため、他のことをしながらてきとーに眺めていたのですが……まだまともだったよーな気がします。相変わらず無理は多いのだけど、動機まで含めてまったく納得できず、事件解決部分で描かれる犯人の背景にも頷けない代物だった前回までと比べれば、奥行きがあるしまだしも理解はできる、そんな感じでした。だいぶ固まってきた鮎川のキャラクターのお陰でユーモアも効果を上げるようになってきた。

 とは言え、それでも劣化『TRICK』という印象は依然として拭えず。別に劣化『TRICK』でもいいんですが、せめて主人公の職業が教師であることに必然性を持たせる、エピソードにとって意味のある筋書きを用意して差別化するぐらいの工夫はいい加減してくれんもんだろうか。

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