『猟奇的な彼女』6回戦

 野々村の死後、鬱ぎ込んでいた凜子だったが、ある朝突如本来の明るさを取り戻し、三朗をデートに誘い出した。ようやく元気を取り戻した、と安堵した三朗だったが、翌る朝、凜子は書き置きを残して行方をくらましてしまう。それから一ヶ月――まるで音沙汰のない凜子を思って落ちこんでいた数島と共に、彼女が使っていたカードの履歴を辿って、ふたりは彼女の姿を捜し始める……

 ……うーん、ますます単なるメロドラマになっている。前回で障害をいったん取り除いたのは認めるのですが、しかしちょっと引きずりすぎだろうこれは。コメディとしての面白さが実質殺されてしまっている。

 ただ、凜子の弟を訪ねたとき、本人がいないのに三朗が彼女の滞在を確信したくだりや、ラストシーンの行動で多少は本来の面白さを恢復していましたし、前提が出来たのであとは本来の三朗と凜子の駆け引きに集中すれば良くなった分、来週からはちょっとは期待できるかも知れません。ただ予告を観ると、少し凜子に本音を喋らせすぎているきらいがあるのが不安材料なのですが。

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