『絶対可憐チルドレン』12th sense.「前途遼遠!日本の未来をテレポート!!」

 スットコホルムでサミットに参加中の首相直々に、ある荷物を運搬して欲しい、という要請を受けた“ザ・チルドレン”。当人の負担も考えて、皆本は葵と自分だけで任務を遂行することにする。折しも学校で担任の「手のかかる子の方が可愛い」という話を盗み聞きしてしまった葵は張り切るが、道中通過したロビエトの領空で現地の軍に捕らえられてしまう……

 原作でもけっこう印象的なエピソードなので期待していたのですが……どーもやっぱり子供向けに調整した部分に違和感が色濃い。葵本人はともかく、薫や紫穂がそんなあからさまな気の使い方はしないだろうと思うのですが。

 作画の質はだいぶ乱れ気味ですが、基本的に見られる状態は保っているのでそんなには気にならない。ただ演出で、本篇中2回もOPを使用するのはちと雑すぎです。主題歌の価値をそんなに落とすなよ。後半だけでいいだろ。

 しかし最終的にいちばん気になったのは、6回も居眠りするような状態の生徒を廊下に立たせるという罰を与える先生の言動でした……寝不足は自業自得の場合が多いとは言い条、そこまでうたた寝するような状態なら大人しく保健室などで眠らせるべきだろ。倒れたらどうすんだ。……っていうか、次の話の成り行きにしても、この先生は言動に配慮を欠きすぎじゃなかろうか……

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