豊洲シネマ・コレクション第3週、もう1本。

 このあいだ観た『タロットカード殺人事件』の感想を上げたばっかりですが、残り2日しかないので、豊洲シネマ・コレクション3週目の残り1本を取り急ぎ鑑賞してきました。開始時間が遅めなのでゆっくり――ではなく、早めに家を出て、ちょっと遠回りをして土曜日のチケットを確保してきました。だって、明後日は土曜日でしかも映画サービスデー……どう考えても混むに決まってる。しかしそれでもちょっと出るのが早すぎて、かといって別の店舗を覗くにはいまいち足りず、時間を少々持て余したのでした。

 鑑賞したのは、『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督作品、第二次世界大戦中の香港と上海を舞台に、暗殺する男の油断を誘うために身体を利用した女の運命を描いたドラマラスト、コーション』(WISEPOLICY・配給)。これも劇場で観たくて、はてなダイアリー用に下書きも用意してあったのに観逃してしまった作品でした。嗚呼、やっと使えたよ。過激な性描写で話題になりましたが、それはあくまで必然性の上で取り込まれたもの、『パンズ・ラビリンス』などと同様に、戦争という重い背景があってこそ成立する重厚な物語でした。淡々としているのに惹きこまれて、2時間30分という尺が決して長くありません……いや、それでもやっぱり描写は執拗なので、合わない人もいるでしょうけど。しかし公開当時の好評も、ロングランとなったことも理解できる傑作。

 それにしても、このあいだまでジャンパーなしでバイクに乗っていたのに、もう日が暮れると急速に冷え込むようになってきました。かといって、バイクと同じ感覚で、ジャンパーを着たまま屋内をうろつくと暑い。あー、まためんどくさい時期になってしまった。

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