レンタルDVD鑑賞日記その12。

 来月、新作『ドゥームズデイ』が公開されるニール・マーシャル監督のデビュー作を予習がてら借りて観ました。

 好評を博した『ディセント』はじりじりとした恐怖に満たされていましたが、こちらは正直あまり怖い、とは感じない。しかしもう、べらぼうに面白い。CGではなく特殊メイクで作りあげた人狼との生々しい死闘、対峙する兵士たちの人物像と微妙な人間関係、それにちょっとした仕掛けも用意してある。これだけ凄惨な話なのにユーモアを損なわず、最後の最後で思いがけないオチを付け足しているのもいい。血を見るのが苦手、という人は受け付けられないでしょうが、ある程度耐性があればまず楽しめます。

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