レンタルDVD鑑賞日記その39。

 作った店にお客が来ないためにナッツがひもじい思いをする第10話から、うらら初ステージを守るために奮闘する第12話まで。この辺まで来るとちょっと絵の省略や乱れが気になってきます――が、長期シリーズの宿命みたいなものなので、なるべく寛容に捉えるよーにしてます。肝心のところではちゃんと力を入れてるし。

 もともとのぞみとココのロマンスもどきな出逢いから始まったシリーズながら、ずっと5人組の友情が先行していたのを、第11話で久々に、ちょっとだけ甘酸っぱい雰囲気を描いていて、少しだけ新鮮な感じです――ただ、相手が基本ケモノなので、本当にそれでいーのか、という嫌味は禁じ得ませんが。

 クエンティン・タランティーノ監督最新作『イングロリアス・バスターズ』のオリジナル、ということで予習のために鑑賞。噂に聞いていた通り、予告篇と較べてみてもそーとーに違ってます。

 しかしオリジナルだとかいう話を抜きにしても、これは素直に面白い。最近の戦争映画のようなテーマ性、深甚さはほとんど感じられませんが、戦争というシチュエーションを活かして意外性のあるシナリオ、ユーモアやアクションを構築していて、理屈抜きに楽しめます。終盤でいきなり悲愴感を帯びるところとか、最終的に意外な人がハッピーエンドを迎えているところも人を食っていていい。なるほど、タランティーノが目をつけるのもよく解る秀作でした。今からタランティーノ版と比較検討するのが楽しみ。

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