レンタルDVD鑑賞日記その49。

 繁みから発見された幼い子供の屍体。ブレナン博士とスタッフが分析を進めていくうちに、子供たちの痛ましい生活環境が顕わになっていく第5話『小さな子供』。ブレナン博士が同僚に誘われて訪れたクラブの壁の裏、狭い通路からミイラ状になった遺体が発見された。クラブ・ミュージック業界のスタイルに困惑しながらも、ブレナン博士はブース捜査官と共に真相を追う第6話『壁の中の逃走』の2篇。

 シリーズもそろそろ安定してきたあたりで、ちょっとずつスタッフの背景も掘り下げていってます。……が、アンジェラの動揺はいまさらでねーか、という気がします。気持ちは解りますが、もう少し早い段階で脱出しておけよ、と。ついでにジャックの意外な出自も明らかになってますが、この辺はブースも含むチームワークが形成されている過程をうまく見せている。

 事件の内容自体はけっこうシンプル……というか基本は見え見えです。いずれも猟奇性、発見時の意外性はあるんですが、謎解きとしてはごく単純で、目敏い人なら登場人物たちよりずっと早く意味に気づくはずです。とはいえ、骨折の具合から犯人の体型を推測したり、死の直前にどんな行動をしていたのか推測していく、というのはまさにこのシリーズの真骨頂なので、見応えもちゃんと留めてます。先行する第4話のインパクトが強すぎるのよ。

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