レンタルDVD鑑賞日記その59。

 先日日本公開された『イングロリアス・バスターズ』で、ナチスをバットでなぶり殺しにする男を演じていたイーライ・ロスが監督、続篇も作られた、噂のゴア映画です。劇場公開のときからとにかく気になっていた1本でした。

 ……いやもう、目が醒めるくらい痛い痛い。序盤の快楽至上主義的な描写が、後半での暴力の数々をいっそう引き立ててます。実のところ、映像ソフト版はすべて無修正のはずなのですが、直接描写はあまりないので、その意味ではちょっと拍子抜けしたものの、でもインパクトは充分。これだけ派手にやっておきながら、話の流れにはちゃんと伏線を設けていて、最後の最後で辛うじてある人物が生還するに至る必然性もきちんと用意されているのが巧い。

 それでもやっぱり暴力描写はそんじょそこらのスプラッタでは敵わないくらい凄惨なので、フィクションでも血を見るのはイヤ、という人には決して向かない。こういうのを好む人でも、観終わったあとしばし呆然とする、その意味では大傑作でした。あー痛かった。

 訳あって、今日レンタルDVDがまとまって届いており、この機に一挙に消化したかったところなのですが――成り行きでやたら痛い映画ばっかり借りてしまっており、立て続けだと疲れで立ち上がれなくなりそうな気がしたので、また後日、ゆっくり鑑賞します。返却期限を気にしなくていいのが月額レンタルの有り難いところだ。

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