レンタルDVD鑑賞日記その65。

あるいは裏切りという名の犬』『やがて復讐という名の雨』のオリヴィエ・マルシャル出演&脚本、フランスのベテラン俳優ジェラール・ドパルデュー主演によるノワール。麻薬捜査官でありながら取引に手を染めたと見られる友人の過去を探っていた謹慎中の刑事は、気づけば巨大な陰謀の渦中に巻き込まれていた……

 んー、雰囲気はいいし面白いのですがどうも消化不良。背景がきちんと表現しきれていない、整理整頓が甘いので、どうも辻褄が合っていない、前後関係が掴みにくい箇所があちこちにあります。終盤の展開は映像的に印象的なんですが、格好良さを優先したあまり、登場人物が愚かに見えてしまっているのも引っ掛かる。こういう雰囲気の映画は好きなんですが、出来映えは正直いまいちでした。テンポや人物の表情、音楽はとてもいいんですけどねー。

 しかし何がいちばん問題かって、この邦題です。『あるいは〜』のヒットにあやかって、同じフォーマットを採用したのでしょうが、内容とあまり合っていない。観終わってあんまりモヤモヤする邦題は如何なものかと。

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